日本会議静岡富士支部通信|田子の浦ゆ 平成29年5月3日 創刊号
憲法講演会を振り返って
本日、富士市で五回目の憲法講演会が開催される。これまで四回開催してきたが、五月三日の憲法記念日に開催する憲法改正を目指す大会として県内にも広く認知されてきたように思う。
これまでの歩みを振り返ると、第一回目は軍事評論家の潮匡人先生をお招きして開催した。この時は、先生から日本の防衛についてどうあるべきかを憲法9条との関係でお話し頂いた。
第二回は、チベット出身のペマギャルポ先生に国際情勢、とりわけ中国問題についてお話を戴いた。
第三回は、長谷川三千子先生に9条の1項と2項がもつ本質的な問題についてのお話しをお聞きした。
第四回は、評論家の江崎道朗先生に、コミュンテルンによる日本への工作とその影響についてお聞きした。
どの講師も日本が抱えている問題を深く掘り下げたお話しで、参加者にとっては、目から鱗という人も多かったように思う。参加者も毎回増えていき、昨年は二〇〇名以上を数えるにいたった。主催してきた者の一人として感慨に堪えない。
若者の視点による憲法論議を
さて、そうした歴史を踏まえて第五回の憲法講演会が開催される。
今年のテーマは『若者が語る憲法改正と日本の未来』。今ユーチューブで人気のKAZUYAさんをお招きして、若者から見た憲法改正の視点についてお話しをお聞きする。
また、若者代表として三人のパネリストとのディスカンションも行う。安倍首相は憲法改正に対して並々ならぬ意欲を示している。
憲法改正の国民投票は遠くない時期に必ずあると考えるのが妥当だろう。だとするならば、各世代の、とりわけ次代を担う若い世代に憲法についての理解を深めていくことがなにより重要になる。今回の講演会のねらいは、まさにそこにある。
【編集後記】機関誌創刊によせて
この度、日本会議静岡富士支部から機関誌を発刊するはこびとなりました。タイトルの「田子の浦ゆ」とは、万葉歌人である山部赤人の有名な歌田子の浦ゆうちいでて見れば真白にぞ富士の高嶺に雪は降りけるの「田子の浦ゆ」から取りました。
万葉のころの田子の浦(田兒之浦)は薩?(さった)峠の麓付近から由比、蒲原にかけての海岸を指すそうです。現在の富士市の田子の浦港付近とは場所が違うようですが、それはそれとして、田子の浦といえ【編集後記】機関誌創刊によせてば、今や富士市の田子の浦港を指す言葉となっていますので、現在の田子の浦(富士市)の意味で、「田子の浦ゆ」を使いました。
「ゆ」というのは起点を表す助詞で「~通って」とか、「~から」という意味があるそうです。富士支部の通信として、「田子の浦から」情報を発信しよう、という意味をこめました。
この機関誌を通して様々な情報発信をして、皆様との交流を深めながら、富士支部を発展させていきたいと思っています。(佐)
『田子の浦ゆ』創刊号
発行日
平成29年5月3日
発行所
日本会議静岡富士支部富士市厚原一九〇三―二
発行人
大村篤志
編集人
佐藤拓也
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