憲法改正ドキュメンタリーDVD 世界は変わった日本の憲法は?

憲法改正ドキュメンタリーDVD『世界は変わった日本の憲法は?』を上映して

北井裕文

憲法改正への国民的議論を

昨年、島田市のとある町内会で、私は憲法改正ドキュメンタリーDVD「世界は変わった日本の憲法は?」の上映会を開きました。言わずと知れた美しい日本の憲法をつくる国民の会が製作した、憲法改正の国民的議論を促すDVDです。私自身、憲法改正の機運が高まってきたとする意見には全く賛同できなく、それは一部の人達だけで盛り上がっているだけで、多くの一般国民は全く関心が無いのが現状であると思っています。故に衆参三分の二とする事よりも、国民的議論を構築する事が何よりも先決であり、その結果として国会の議席数が衆参三分の二を得られるものであると認識しています。では、どのようにして国民的議論を構築して行けば良いのか?残念ながら一般国民の頭の中は自己の事でいっぱい。公の事を考えている余裕などないのが実情です。そうした中ではやはり自己の事として「損得」の意味を与えるのが一番ではないかと思っています。その上で、

①大規模災害での国の役割

②国の役割があってもそれを行使できない

③それはなぜか?→憲法に結びつく事を知る。

少なくともこの3点を明確に伝えて、最終的に憲法改正をしなくては自分たちの生命が危険な状況に晒されることを知ってもらう事が必要です。言い換えれば「憲法改正をしなくては自分が損をする」ことを植え付けなくてはならない。そこまでしなくては国民的議論など高まらないと思っています。私が昨年開いた上映会のきっかけは「防災」をテーマにこのDVDを使いました。最初に「憲法改正をテーマにしたDVDではあるが、防災について非常に重要なテーマが出て来ます。公助と言うものが如何にあてにならないか?だからこそ自助や共助が大切になってくることを住民に知ってもらうために上映させて欲しい」と頼みました。物は言い様である。実際にこのDVDを上映した結果、住民の反応には確かな手応えがありました。緊急事態条項が記載されていないが為に、財産権が邪魔をして人命救出の際に障害物を撤去できない。自衛隊は我が国に対する中国や他国の脅威に対し、危険を未然に防ぐための対策が取れない現状を知った時の住民の反応は明らかに違い、一種のざわめきにも似た雰囲気に包まれました。上映会を終えた後、皆さんに感想を伺ったところ、如何に公助があてにならないのかが分かった。そしてそれが憲法に結びついている事も・・・。以来、私が住む町では防災に対する意識は高まって来ています。水害に瀕する確率が高い我が町では最も高い所に位置する市有地を避難公園にしようとの動きが出てきた。市に避難所としての公園整備を陳情する動きである。こうした一つのきっかけがまず町人に現状を認識させ、それを変えて行こうとする意識が芽生えてくる。それと同時に公助があてにならない理由が憲法にある事を知った人達は、やがて来る憲法改正の国民投票で大きな力となって憲法改正に賛成するであろうと思います。私は今後、このDVDを静岡市の繁華街での路上放映会を企画しています。道行く人に現状を知ってもらうためです。皆さんもぜひこのDVDを活用して憲法改正の必要性を訴えて頂きたいと思います。