富士支部初代支部長挨拶

私たちには、日本の歴史・伝統・文化を学ぶ勉強会に集う仲間を中心に、かれこれ10年以上富士市において活動してきている土台があります。

神社とお寺の違いも解からず、伝統・文化についても難しいことは考えず、あるがままにそれが当たり前のごとく受け入れなんの疑問も持たない、そんなおとなしいサイレントマジョリティーであった一人一人が、平成21年(2009年)の民主党政権の誕生とともに行われた改革の中で「日本の国柄を変えられてしまうのではないか」という危機感を持ちました。

例えば外国人参政権の問題であり、東日本大震災における原発政策、放射能に対する考え方などの対応、安全保障・憲法改正・皇室に対する考え方などの違いがありました。

私たちは学びを続ける中で、憲法改正こそが日本の未来に必要であると考え、具体的な活動をするために平成25年(2013年)5月「憲法改正を考える市民の会」を結成しました。

その年の5月3日を第1回目として、毎年5月3日の憲法記念日に「5・3富士市憲法講演会」を主宰し、実行してまいりました。

ご講演頂いた講師の皆様は、1回目より潮匡人氏、ペマ・ギャルポ氏、長谷川三千子氏、江崎道朗氏そして今年5回目はユーチューバーの京本和也氏をお迎えしてご講演を行いました。

例年、憲法記念日には護憲を叫ぶ団体が、護憲の立場で講演会を開き翌日の新聞紙上を賑わすのが静岡県における日常でありました。

しかしながら、5年前より改憲の立場での発信を富士市において私たちが行うようになり、護憲と改憲が新聞紙上で並列に扱われるようになりました。

これは一つのメルクマールであります。

その後平成26年(2016年)9月24日、私たちは「5.3富士市憲法講演会」の経験と実績を土台に、特に静岡県東部地区の保守基盤を醸成していく使命を果たすべく、「日本会議静岡富士支部」を結成のお許しを頂き、富知六所浅間神社・樟泉閣において100名ほどの同志ご参加者を頂き結成致しました。

世界の情勢が激動の時期に入ったにもかかわらず、日本人の国家観はしっかりと確立されていないのが現状です。

このままでは日本は土俵際に追い込まれてしまうと保守の論客中西輝政先生はなげいています。確かに中国の脅威も北朝鮮の核開発も心配です。

がしかし1番心配なのは、このままでは日本人が国を守るために一致団結できないと言う心の問題であります。要するに日本人の心が定まっていないのです。

私は、日本が内面から崩れていくのを黙って見ていられないのであります。そして中国の離間工作や北朝鮮の若き指導者が本当に「ヤバイ」と感じています。

これから、私たち日本人の国家観をいかにして育むかが、1つの大きなカギになってくると私は思っています。

この地において日本会議静岡富士支部が、そのための精神的支柱となり活動をしていかねばならないと感じています。

結びに、どうぞ皆様、日本人の国家観を醸成するために私たちと共に、地道にコツコツとまずは隣人に憲法改正の必要性を説明し、改憲派に目覚めさせ、日本国憲法を本当の意味で日本国民の手に取り戻す為に力を合わせ、一緒に憲法改正を実現してまいりましょう。

日本会議静岡富士支部をどうぞよろしくお願い申し上げます。

平成29年7月9日 日本会議富士支部支部長 岡村義久

 




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